2013年1月29日火曜日

【報告】祝!片浦電力デビュー。1月26日(土)太陽光パネルシステムを作りました!


おひさまキラキラ、冬の日差し眩しく、太陽光パネルづくりにはぴったりのお天気となりました。
この降りそそぐ太陽の恵みを源とした小さな太陽光パネルを自分達で作ろう、そしてその過程で地域内の人と人のつながりを結ぶこと、暮らしに安心安全をもたらすこと等地域社会への貢献を目的とした「片浦電力」がデビューしました。

今日はこれを作ります。昨年はセルからパネルを作ったので設置まで2日仕事となりましたが、今年は既成品のパネルを利用し一日で小型のソーラーシステムを作ります。そのまま持ち帰ってご自宅で使うことができます。

 近くの農家レストラン「お山のたいしょう」でも作ったソーラーシステムが活躍中。店先の日当たりのいいところに置いて、、、

 お土産コーナーの照明として使ってらっしゃいます。順調に発電しているそうです。

 今日のワークショップは根府川公民館。事前準備に大わらわ。

 これが1セット。パネル(発電しないよう裏にしています)、配線類、バッテリー等々。

 パネル、コントローラー、バッテリー、インバーターを配線でつなげば出来ちゃうらしいよ。もっと複雑かと思ってた。意外とシンプル。

 今日は6セット作ります。郵便局や自治会からも発注いただきました。局長や自治会長も参加です。できたものは郵便局の入口や診療所の入口の外路灯として利用の予定。ご自宅づかいの方は持ち帰って即ご使用できます。

最初に、片浦電力専務(^^)のちのさんから、電気の基礎知識について、お手製の紙芝居で、にこにこ優しく易しく説明です。

 なぜパネルにおひさまの光があたると電気になるんだろう?そうかー、そういうことねと、電気に弱い女子達も納得。

 ちょっと実験。パネルの中の一枚一枚のセルは電池と同じ働きをするらしいよ。セルに電線をつなげて太陽光をあてると、ホラ、扇風機がまわりました。

 電気のことを学んだら、あつし社長(^^)が登場。根府川の住民で片浦プロジェクトの中心人物。これから作る太陽光パネルシステムの具体的な作り方を説明です。いつもにこにこ楽しいお兄ちゃんだけど、実は物理専攻の電気の達人、今日は凛々しい社長顔。

 容量を増やしたい場合は、同じ容量のパネルを並列に増やせばいいです。並列ってわかりますか?おー、何年前?小学校の理科の時間を思い出しますね。

 50Wのパネルだと平均日照時間は約2.5時間で一日150Wh。これは、60Wのパソコンが2時間30分使える電力量です。使用電力は製品に表示されてる電圧と電流をかけるとでてきますね。でも、インバーターで直流から交流に変換すると稼働は80%になるんですよ。
あー、頭がパニックになってきましたぁ×××。どこかからため息も。でも大事なところだからしっかり勉強しましょう。

 頭がぐるぐるになったところで、わーい、お昼ごはんの時間です。今日は、この片浦地域に昔から伝わるお雑煮を再現です。丁寧にとった鰹節と昆布出汁に焼き餅、大根と里芋とかまぼこをいれ、上に軽くあぶったハバのりをパラパラ。お惣菜は片浦のうたこさんにいただいた大根やみずなのお漬物や和え物、片中ガーデンで採れたブロコッリー、白菜の炒め物、そして新年なのでめでたく錦玉子です。

わー、キレイ!かまぼこがすごい形になってるぞ。色や香りや触感の取り合わせを愛でながら、丁寧にとった出汁の妙味を味わいます。

 キッチン担当のふみ子さんから、今日のお料理の説明です。かまぼこや人参の造作も彼女の手から生まれました。いつもどうもありがとう、いただきます。

 お昼ごはんで寛いだところで、本番はこれからですよ。いよいよ組み立てにはいります。


 圧着工具で配線のビニールをむいて中の電線をだします。まずはあつし社長が実演。

 こういう感じですね。電線をきらないようにビニール被膜を剥くのはけっこう手加減が難しいんです。

いつも美味しいご飯を作ってくださるキッチンチームの恵子さん。今日は、ご自宅用に、包丁を工具に替えて奮闘中。

 根府川地域の若手筆頭、和樹くん。工業高校機械科の3年生だから、すいすい。

 きれいに剥けました。

 配線をコントローラにつなぐための端子を圧着します。

 そうそう、いい調子だね。工業高校3年生のいおり君。電気科だから、おてのもの。

 端子がつきました。

自治会長の曾田さんと、片中管理人の遠藤くん。根府川診療所の外灯として使う予定です。

 コントローラー。パネルとバッテリーとシガーソケットの3か所に、各々+と-で2個づつ計6か所、配線をつなぎます。同じ作業のひたすら繰り返し。最後の方は工具使いにもだいぶ慣れてきました。

 ふー、できたきたぞー。あと少し。

 配線が完了したら、いよいよ通電です。パネルを窓辺に置いて太陽光をあてて、、、

 やったー!無事、充電開始!

 出来ました!曽我から参加のかよちゃん。果樹園を手広く営む頼もしい若手生産者さんです。畑の小屋の照明にしようか、農機具の電源にしようか、、、使い勝手を思案中。

 根府川郵便局の局長さん。郵便局の前に電灯をつける予定です。四苦八苦している皆を傍目にスマートににこやかに作ってらっしゃいました。

教育委員会の佐藤さん親子。主な作業はいおり君、あたたかく見守るお父さんでした。ご自宅用に。

皆、無事終了で、おやつタイム。社長もほっと一息。

強力な助っ人、石橋地域から、東電マンの中島 さん。今日は手取り足取り皆のサポートをしてくれました。3.11のあとは福島に応援にも行ったとか。その時の話をシェアしてもらいました。

お疲れ様でした! 今日の成果です。みんなで記念撮影。

早速、翌日に神静日報さんが朝刊に掲載してくださいました。


太陽光パネルがつなぐ人の「環」、電気の「輪」。片浦地域にてこれからも定期的に開催予定です。

次回片浦プロジェクトのWSは2月16日(土)。片浦中学校に大谷石でロケットストーブを作ります。世の中色んなロケットストーブはあるけれど、大谷石のはなかなかないよ。どうぞ遊びに来てください!



2013年1月13日日曜日

【ご案内】1月26日(土) 片浦電力デビュー!太陽光パネルづくりWS開催

太陽光パネルをDIY!作って、使おう!!
既存の太陽光パネル、バッテリー、コントローラー等をつなぎ、50Wの太陽光パネルシステムを作ります。持ち帰ってすぐご自宅で使えます。停電時にはパソコンや携帯電話、照明等で3時間程使えるので1台あると安心!
講師やメンテナンスを担うのはこの日デビューの片浦電力。電気の基礎知識から太陽光パネルのしくみ、配線方法からメンテナンスまで丁寧、親切にご説明します。

■日時 1月26日(土) 10時~15時30分
        10時~12時 電気の基礎知識、太陽光発電のしくみ
        12時~13時 お昼ごはん
        13時~15時 太陽光パネル組み立て
        15時~    今日の復習、おやつタイム♪

■場所 根府川公民館
      *JR東海道線根府川駅徒歩2分
http://www.mapion.co.jp/phonebook/M13007/14206/0465290824-001/
  
■参加費 3種類の参加の方法があります
       ①29500円(中古バッテリーを使用)
       ②37500円( 新品バッテリーを使用)
       ③1000円(見学のみ)
       昼食、おやつ代込み

■講師  片浦電力 鈴木篤史さん(根府川在住)

■ご予約、お問い合わせ
  *必ずご予約ください!!1月20日締切です。
  片浦“食とエネルギーの地産地消”プロジェクト
   メール kataura55sep@gmail.com
       電話 080-4612-8420(きやま)

■片浦電力とは?
片浦にふりそそぐ太陽の恵みをエネルギー源とした小型太陽光発電の普及に取り組む活動です。地域に貢献すること、人と人とのつながりを結ぶことを目的に、地域密着型の活動をめざします。