今日の講師は、はたあきひろさん。多忙なサラリーマンでありながら、田畑で米や野菜を自給自足、家も一部手づくりし 、暮らしも創る、生きることの達人です。樹木医、昆虫博士でもあるので、植物や虫のことは何でも知っています。
今日は、みんなで畑のどこに何を植えるかのデザインをし、種を蒔き、苗を植え、果樹を植えます。前回、畑に何を植えたいか出し合ったアイデアをもとに、実際の畑におとしこみます。
作業の前に畑さんから生態系ピラミッドの話。
「生態系はピラミッドのような構成をしています。まず一番土台にあるのが土中にいる微生物などの分解者。次は生産者の植物たち、次は植物を食べたり受粉する虫などの一次消費者、鳥などの2次消費者、頂上は鷹やとんびなど大きな鳥の高次消費者と続きます。上の方は人間がコントロールできない領域ですが、下の方の土や植物、虫の住む環境とその関係性を整えておけば、裾野が広がりより高いピラミッド、つまりより豊かな生態系が生まれます。」と畑さん。
今日植えるスナップエンドウ、サニーレタスの苗。片浦の米神の松本さんから。
今日蒔く種。お手軽ごぼう、黒田五寸人参、春菊、こまつな(イエスガーデンの自家採取)、 じゃがいも(男爵、インカのめざめ)
今日植える果樹。キウイ、ジュンベリー、レモン、オリーブ、ブルーベリーの苗木。根府川の鈴木農場さんから。
お花は、長野の「お花bank」さんから。花苗の生産現場では生産量の約3~5%が見た目の理由で廃棄されてしまうそうで、捨てずに集めて有効活用する活動をされてます。野菜やお魚では、規格外商品が市場に流通するようになってきましたが、お花の世界にもあったのですね。このような取り組みとはこれからも連動していきたいと思います。
*お花bank問い合わせ先:atrxia@gmail.com(町田さん)
今、土の中や地表、植物のまわりではどんなことが起こってるのかなぁ。畑さんの話を聞きながら、畑の様子をじっくり観察。
キャベツができてます。いくつも虫くいキャベツがある中に一つだけとってもきれいなのがありました。なんでだろう?キャベツに虫が寄ってくると、キャベツどうしで「来たぜ」というセンサーを送りあうそうです。すると、あるキャベツが虫に食べられてる間に、他のキャベツは自分の中に苦み成分を作り虫に食べられないように自己防衛すると。それで、虫食いにならず、かわりにえぐみがでるとのこと、きれいなキャベツと虫食いのキャベツを食べ比べてみました。確かに、きれいな方が苦い。植物って賢いな。
お昼ごはんのスープにするので、芽キャベツを獲ります。芽キャベツってこうやって茎に数珠のようになってるんですよー。お店でしか見たことのない子供たちはびっくり。 おっと、だんご虫発見。だんご虫が枯れた草を食べ、だんご虫の体を通ったものをミミズが食べ、それを微生物が分解し、植物がすいあげ、やがて私たちの口にはいる、、、。だんご虫がいないと芽キャベツは食べれないし、芽キャベツがいないとだんご虫も生きれないし、皆もちつもたれつ、どれ一つとっても無駄なことは何もありませんと、畑さん。社会も同じことですね。おじいさん、おばあさん、子供に大人、怒りっぽい人、静かな人、絵を描くのが得意な人、走るのが早い子、、、皆もちつもたれつ、どれが良くてどれが悪いのでもなく、それらがつながって何ができるか、どうなるかが面白く大切なところなんでしょう。
水菜の菜の花。菜の花にも色んな種類があり、それぞれ味や色が違います。春は黄色の花が目に鮮やかですね。 花が咲くと畑が荒れていると思われがちですが、それは人間の都合。野菜にも一生があり、どの時点でもいのちには意味があり、美しい佇まいだと思います。
これはブロッコリーの菜の花。
白菜の菜の花。好きずきだけど、白菜の花が美味しいと思う。
子供の目線で観察。
ありが一生懸命働いてるよ、アリは土に穴をつくってくれるので、土壌の有機物が穴を通って根にあたり成長の手助けをします。自然は全体を見ればすべてが合理的にできてるので、一部しか見ないと間違いを犯します。と畑さん。
なるほど、これも風通しのよい社会を作る秘訣ですね。すべて自然にならえってことか。
じっくり畑とたわむれたあとはお昼の時間。今日は、揚げ車麩や豆腐の卵もどきの太巻きと、菜の花のナムル、エシャロットの炒り煮、アスパラガスのサラダに芽キャベツのスープです。
みんな揃っていただきます!
お昼ごはんのあとは、いよいよ種まきだよ。
みんながガーデン・デザイナー。 どこに何の種を蒔きたいか、実際の畑の上にカードを置いてみます。
何の野菜がいいかなー。
炊事場に近いところに、葉物のレタスを植えようか。レタスとにんじんは仲良しだそうだから近くに植えてみよう。
ちょっとこれは集中しすぎでしょ。
ピートモスを適当な間隔に埋めます。
こちら女子達の花壇。黄色のグラデーションでハート形に。
こちら、男組の花壇。実は、一番丁寧でプリティ。
野菜の畝にも、あいているところにお花を植えました。受粉の蜂や虫を引き寄せる効果があるそうです。
その合間にジャガイモの芽を上にして土の中にうめます。一つの親芋に、10個程のお芋ができる予定。
苗植え。レタスやスナップエンドウの苗を植えます。
子供たちは畑作業に飽きちゃって、アースオーブンや流し台に上って遊んでます。子供にとってはどこでもなんでも遊び場になるんだよね。いいぞ。
種まき。人参やゴボウの種を蒔きます。
なぜか子供は種まきが大好き。種をまくぞーという畑さんの呼びかけのもと、続々集まってきました。
男子たちは、錆びてしまった塀をツルで覆い隠すため、塀ぞいにかぼちゃを植えてます。
果樹を植えます。ジューンベリーやブルーベリー、レモンにオリーブと、片浦でよく見る果樹。実がなるのが楽しみだな。
今日は畑を整え、種をまき、苗を、ジャガイモを、果樹を植えました。今日も楽しく遊んだね。植物達のこれからの成長が楽しみです。
次回は4月28日(日)。全体のデザインと講師をしてくれた四井さんが来てくれて、 壁塗りや流し台の仕上げ、雨水タンクの仕上げなど、施設をよりブラッシュアップします。来れる人が来て、来た人達でご飯をつくり、作業をする日。出入り自由、ご都合いい時間に遊びに来てください。お昼ご飯を食べる方はマイはし、マイコップ、マイさらをお忘れなく。食べ物、おやつ、持ち寄り大歓迎。軍手や長靴もご持参くださいね。
お問い合わせは、下記Eメールか、お電話で。
Eメール:kataura55sep@gmail.com
電話:080-4612-8420(きやま)
種まきから20日間たった4月12日の状況です。お花もすくすく、種からもじゃがいもおからも小さな芽がでてきています。ケールの葉は何とこの20日間で高さ1m50cmにもなりました。すごい成長力。
4月の末にはもっと青々して色とりどりになってることと思います。
果樹を植えます。ジューンベリーやブルーベリー、レモンにオリーブと、片浦でよく見る果樹。実がなるのが楽しみだな。
キッチンチームが何か作ってくれてると思ったら、、、
わーい、おやつはいちご大福だー!あんこも皮も手作りです。
かよちゃんが朝摘んだ金柑で甘露煮を作ってくれました。おやつでホッと一息。お疲れ様でしたー!!
次回は4月28日(日)。全体のデザインと講師をしてくれた四井さんが来てくれて、 壁塗りや流し台の仕上げ、雨水タンクの仕上げなど、施設をよりブラッシュアップします。来れる人が来て、来た人達でご飯をつくり、作業をする日。出入り自由、ご都合いい時間に遊びに来てください。お昼ご飯を食べる方はマイはし、マイコップ、マイさらをお忘れなく。食べ物、おやつ、持ち寄り大歓迎。軍手や長靴もご持参くださいね。
お問い合わせは、下記Eメールか、お電話で。
Eメール:kataura55sep@gmail.com
電話:080-4612-8420(きやま)
種まきから20日間たった4月12日の状況です。お花もすくすく、種からもじゃがいもおからも小さな芽がでてきています。ケールの葉は何とこの20日間で高さ1m50cmにもなりました。すごい成長力。
4月の末にはもっと青々して色とりどりになってることと思います。
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