2012年1月24日火曜日

片浦小学校6年生がアースオーブンの仕上げの装飾に挑戦!

片浦小学校の6年生が、図工の時間に、片浦プロジェクトで作っているアースオーブンの仕上げの装飾をすることになりました。授業は全3回。講師は卒業生でアーティストの高橋絢子さんです。
さて、どんなアースオーブンができるかな?乞うご期待! 

***図工の授業:1回目***
最初にアースオーブンとは何かの説明を聞き、皆、興味津々。まず、陶土を使って各自が小さな模型を作りました。初めは戸惑っていたもののすぐに夢中になり、黙々と製作は進みます。周りのデザインに影響されたり、独自の道を進んだり、個性豊かな作品ができました。これらは、講師の高橋絢子さんが焼いて、小学校に展示されます。 

***図工の授業:2回目***               
今回は、3グループにわかれて皆で意見をまとめながら、実際のアースオーブンで使った粘土で、小さな模型を作りました。実際に粘土をねるところから始めます。“砂がじゃりじゃりして冷たくて気持ちいいよ~”

自分で持ってきたボタンやプラスチックのおもちゃ、木の枝や葉っぱや貝や小瓶など色んなものをくっつけて、イメージはどんどんふくらみます。

できあがり!ケーキかなにかのお菓子みたい。3グループそれぞれのデザインになりました。さて、実際どんなアースオーブンになるのか楽しみです。

***図工の授業:3日目***
さあ、本番です。片浦プロジェクトのワークショップで作った本体に装飾をつけていきます。
アースオーブンづくりを指導してくれているパーマカルチャーデザイナーの杉山ちこさんです。

まず、土と砂とわらを混ぜたものを、足で30分くらいこねます。

粘土を団子にしてアースオーブンの表面にくっつけていきます。

それぞれの生徒たちが、アーースオーブンにつけたい貝殻やビーズや石など大切なものをもってきました。

前回の授業で作った3つの模型を、上の方にくっつけます。

あとは、各自で好きなものをつくりながら、徐々にみんなで一つのものしていきます。
男の子はダイナミックに大きな貝殻を貼り付けたり、女の子はかわいいキャラクターを作ったり、、、。

できたー!動物でも怪獣でもなく、なんか変で楽しくて面白いもの。

見る面で全然ちがう。顔、ひと、お花、どうぶつ、、、、、どこから見てもいろんな発見が、、、。

記念に日付と自分の名前のサインをいれました。

***全3回の授業が終わっての感想を一言づつ。***

●全3回の授業、どれも楽しかったが、今日が一番楽しかったです。みなで一つのものを作り上げていくというのが楽しかった。
●今日はとても楽しみにしていました。
大きいオーブンを作ったのがとても楽しくて、もっと何個も作りたいと思いました。
1回目の授業はそれぞれが作って、2回目で、みなの意見をまとめて、三回目でみなで作ることができてよかった。
●人それぞれ、全然違うデザインで、個性が出るなと思った。
●自分たちで作ったオーブンで、今度はピザが焼けると思うとそれもとても楽しみ。

等々、、、。

もっともっと作りたいって!?土と砂だけで作れるから、学校の隅っこや家にどんどん作ってね。これから、ピザを焼いたり、パンを焼いたり、お肉やおさかなを焼いたり、、、みんなでどんどん使っていきましょう!


2012年1月19日木曜日

新しい公共と片浦地域での試み

このプロジェクトは、内閣府の新しい公共事業の助成を受けています。
さて、この新しい公共ってなんでしょう?
これは、平成23年度に政権交代したばかりの時の民主党が掲げた政策で、以下のような目的と成果がうたわれています。

<事業の目的>
地域における様々な課題に対し、NPO等、行政、記号、学校などが協働してその解決にあたる取組を施行する事業
< 事業の成果>
モデル事業終了後にも、地域で取組が継続されること

これまで各々で活動していた市民、組織、団体が横に手をつなぎ、それぞれの得意どころを発揮し協働しながら地域の課題解決にあたるという、これまでの縦割り社会に、なにか風穴をあけることができそうな、そんな取組です。
 特に、3.11の震災では、人と地域のつながりや支えあいの大切さが再認識されることとなりました。また震災に伴う原発事故以降、私たち暮らしを政治や組織へ依存するのではなく、自分たちで行動を起こしていこうという気運が高まってきています。

そんな中、片浦地域で、このような試みを始めることとなりました。

●片浦地域での課題
ここ片浦地域は海と山に囲まれた景勝の地です。良好な漁場やミカン栽培で賑わってきましたが、産業構造の変化により、昨今、小田原市内でも少子高齢化の進む地域となり、平成22年3月には片浦中学校が休校となりました。また、若者が地域外にでてしまうことで、農業、漁業者の後継者不足から、耕作放棄地も増えてきています。また、地形的要因から、今後予測される東海大震災での被災による孤立も心配されています。
一方、地域住民の熱心な働きかけにより片浦小学校が小規模特認校として認定され、平成24年度より小田原市内のどこからでも通学できる小学校となりました。

そこで私たちは、教育という視点を軸に、休校になった片浦中学校を“食とエネルギーの自給”を体験できる場所として、手づくりの自然エネルギー施設を手作りしたり校庭を農園にすることを始めることとなりました。

●取組のめざすところ
昨今、注目されている食とエネルギーの自給自足ですが、実際のところどんな仕組みになっているのかわからない人も多いはず。ここでは、誰もがこれを自分ごととしてわかるような、小さなモデルをつくります。
実施にあたり、地域の先達がもつ伝統的な技能、郷土食、暮らしの知恵などを再発見し次代に引き継ぎ、子供や若者が片浦地域の魅力を認識して、誇りに思うようになることをめざします。
そして、食とエネルギーの自給自足の試みをきっかけとして、地域の人々が集落、世代、生業をこえ、ともに交流しあうことで、つながりを取り戻すことを最大の目的としています。






2012年1月3日火曜日

2月25日(土) みんなで作ろう!太陽光パネル。

原発や石油に替わる自然エネルギーとして注目をあびる太陽光パネル。
ふんだんにふりそそぐおひさまの光を電気エネルギーに変える魔法のパネルです。
どうやって電気になるの?パネルの中ってどうなってるの?
そんな疑問の答えはここ!
自分達で太陽光パネルを作って照明を点けてみましょう。
あわせて自然エネルギーや太陽光パネルの簡単な仕組みも学びます。
こんなに簡単に手作りできるのね、と目からうろこの体験です。
お子様でも作れますのでご家族でのご参加も歓迎です。

<日 時> 2月25日()10時~16時 
<場 所> 小田原市根府川旧片浦中学校
     (JR東海道線根府川駅徒歩10分)
<参加費> 500円(昼食代等)
<お問合わせ・お申込み>
  お名前、ご連絡先、参加人数を下記までご連絡ください。
   *定員になり次第締め切らせていただきます。
  メール:kataura55sep@gmail.com
 Tel:080-4612-8420
<主 催> 片浦“食とエネルギーの地産地消”プロジェクト
     ブログ片浦日和:http://k-carpenters.blogspot.com/
<共 催> 国際NGOソーラーネット