2015年7月6日月曜日

片浦植物蒸留所 6月27日(土)カミイチデビューしました!

片浦植物蒸留所、いよいよデビューとなりました。

メンバー総力戦で追い込み作業を続け、カミイチ前日、全てが仕上がりました。
タグは、月桂樹の葉っぱに消しゴムハンコ、
ボトルをいれる袋はメンバーの家にあった布をちくちく。
袋の中には私たちの想いをのせたリーフレット。
お茶の葉をまぜて焼いた葉っぱクッキーは、デビュー記念ギフト。
ボトルをいれる紙袋は、印刷する前の新聞の紙をもらい折り貼りしました。
すべて、みんなの手作りです。

今回ご提供する蒸留水は6種類。
<暮春の蒸留水>
・小田原・沼代・秋澤農園の摘蕾みかんの花
・小田原・沼代・秋澤農園のどくだみの花・茎、葉
・片浦植物蒸留所員のお庭のバラ、ジャスミン・クリーピングタイムのミックス
<夏越の蒸留水>
・小田原・片浦・白糸川のほとりの茶ノ木の葉
・小田原・入生田の月桂樹の葉
・真鶴の森のユーカリの葉
夏越の蒸留水3種は、当日ライブ蒸留します。
 
天気予報は強雨。開催中止も心配されましたが、当日は奇跡的に雨もやみました。はたして無事にオープンできるかしら?お客様は本当に来てくれるかしら?ドッキドキな私達。

いざ、 オープン!!

ようこそ、片浦植物蒸留所へ。 

植物いっぱいのステキなお店になりました!什器も小物も、みなの家のキッチンやリビングからの持ち寄りです。

 片浦で拾った木の実や松ぼっくりで作った看板です。子供達の手描きの看板かわいいね。おすすめはみかんの花らしいよ(笑

 理科の実験室のイメージで。6種類の各蒸留水の香りを試してもらえるようにしました。

 ビンの中はユーカリの葉。真鶴の森で倒されてそのまま朽ちるだけのユーカリの木から、昨日葉っぱを採集してきました。これからライブ蒸留します。

吊るしてあるのは月桂樹の葉。大きくなりすぎて抜根された木を拝借。捨てられたり、放置されてるものから、“いのち”をいただき繋げていきたい。そんな想いから始まっています。こちらもライブ蒸留します。

かごの中には、片浦の白糸川ほとりの茶ノ木の葉。今では二番茶は商品にしないので、新芽がでてもそのままです。それではもったいないので、いただいて蒸留することにしました。
植物採取の過程で出会った、片浦近辺のとっておきの場所を紹介したい。いずれは蒸留に使った植物の場所や風景をマップにして、片浦蒸留水めぐりツアーでもやりたいね、って話しています。

ライブ蒸留はこんな感じで。圧力鍋の中に植物をいれ、蒸発した上記を鉛管に通してバケツの中の水で冷やされ、香り高い蒸留水となってビーカーへ。辺り一面、よい香りが漂います。

ただいま月桂樹を蒸留中。昨日汲んできた湧き水で植物をその場で蒸留。採取した場所の風や光、植物の香りをそのまま封じ込み、できたてほやほやの蒸留水(フローラルウォーター)に仕立てます。

左側でにこやかに笑っているのが、この蒸留器の製作者、私達は工場長と呼んでます。別称アロマ王子。蒸留器がなかったらそもそもできなかった。工場長様のおかげ!ありがとうございます。今日もはりついてひたすら蒸留してくださいました。

 できた蒸留水を次々にパッケージ。子供達も大活躍。

 片中ガーデンから摘んできたハーブブーケです。フェンネル、アップルミント、スペアミント、オレガノ、タイム、、お湯をさしてハーブティにしてサービスしました。ハーブティとして飲んでも、キッチンの上に吊るしてブーケガルニにしても楽しめます。

ドレスコード1:生成りか白っぽい上着に、消しゴムはんこの名札。

消しゴムはんこ作った張本人。こんなバージョンで。

 直接押しちゃう。

 ドレスコード2:帽子には、植物をまとう。

 ドレスコード3(子ども用):ロゴ入りのエプロン。
ハーブ売りの少年少女。子供たちは事前のパッケージづくりから当日まで大活躍です。

 なんか、いい匂いがするわね~。あら、なにかしら。
 ぞくぞくお客様が集まってきますよ~。わー、嬉しいなー。

蒸留の予約をしてまた戻って来てくださるお客様も。片浦ってどこにあるの?今度遊びに行くわ。どうぞどうぞ来てください。

                      (c)たけいしちえ
たくさんのお客様に来ていただき、ライブ蒸留も大好評。あっという間の1日でした。
アイデアだしから素材集め、蒸留、パッケージまで、みんなの智恵と工夫を寄せ集め、身近にあるものを利用して作ってきました。
手先が器用な人、巻き込み上手な人、接客が得意な人、センスがきらりと光る人、それぞれが自分の得意どころを存分に発揮して、さらに化学反応をおこし、想像していた以上に素敵なデビューとなりました。そして一番楽しんだのも私達自身でしたね。
  
                    (c)カミイチFBページ
事前の準備から当日まで子ども達もがんばった。
この地で育まれた植物のように、すくすくとゲンキいっぱい子ども達が成長しますように、とメッセージにこめています。
  *この商品の売り上げは、子どもたちとのワークショップの運営資金に活用させていただきます。 

カミイチにお越しくださったみなさま、ありがとうございました。
これら植物の旬のかおりを日々の暮らしの中でお役にたてていただければ、そして、植物達やその場所にちょっぴり想いを馳せていただけると嬉しいです。

次回は10月ごろ、秋の植物の蒸留水でどこかに出店したいと思ってます。またどうぞ遊びにいらしてください。

(写真提供:たけいしちえさん、みずのそらさん、しおたゆみさん、ほしえりこさん、かとうたかひこさん、ありがとうございました。) 

お客様から嬉しいお知らせが。
体調を崩して復活途中のお母様、みかんの花のかおりを気に入ってくださったとのこと。

 ユーカリとローズミックスを職場のお友達にプレゼント。職場が清々しい空気になりました、、とのこと。

ハーブブーケをハーブティにして美味しく飲んでいただいてる、とのこと。

蒸留水やハーブがなかだちとなり、ほっこりシアワセな時間があちこちに流れていること、嬉しい限りです。こちらもほっこり。おすそ分けありがとうございました。