片中キッチンガーデンづくりもいよいよ大詰め、今日は道具置き場の壁を作ります。材料は、解体現場からもらってきた古い畳と土。自然のもの(素材)で作られた建物は、その役割を終えたあともゴミにならず、土に還り、植物の栄養となり、やがて私たちの食べ物へと巡ってくるのです。えっ、建物が食べ物になるの?そうなんだ、自然のものはあちこちぐるぐる回っているのさ。さて、今日手にしたものは100年後何になっているのかな~???
今日は、畳8枚分の壁を作ります。
「畳っって、何からできてる?」 「わら!」、、、「そうだね、じゃぁ、ワラは?」「イネ!」、、、「当たり~!」、、、イネはお米にもなれば燃料にも肥料にもなるし、建物の材料にもなる働き者だ。
まずは土壁の土を正門前の崖まで取りに行きました。つるはしをふるう男子。さすがー男の子、力強い~。
せっせと土を掘りだし運びます。
これボールじゃないよ、土を練って固めたもの。落としても割れないしツルツル。
かまどやアースオーブンを作る時にも塗土を作ったから、もう慣れてるね。まずはふるいで粒を揃えます。
水をいれて練ってみます。土の状態によって、混ぜる砂、ワラ、石灰、水の量が各々違い、土壁の出来上がりに大きく影響してくるそうです。そうか、マニュアル通りそのまま材料を混ぜればいいってもんではないんだ。
コップにいれて土層を観察しました。粒が見えるのは砂、20ミクロン以下が粘土、つまり粒が見えず泥水のようになっている部分が粘土、砂が多く粘土分が少ないので砂は混ぜず、しっかり固めるために石灰は多めに混ぜることにしました。塗り壁にもいくつも種類がありますが、今回は荒壁にすることにしました。
わらが足りないので、麻ひもをナタできってほぐします。ナタは力がいるのでお父さん達の仕事。
土とワラと石灰を混ぜたものに水を適宜加えて混ぜます。
“ほい、やってみろぃ”“へいっ” ちのちゃんガンバる。
土こね。恒例のふみふみ。
土コネ、古畳壁たて、火起こし、お昼ご飯づくり等々それぞれが自分の興味のあること、好きなことをやるので、色んなことが同時並行で行われてます。
こちらは壁を建てる場所。前々日、基礎をうちました。穴を掘って小石をいれてたたいて固め、束石を置きました。
基礎の上に、古畳で壁を建ててます。
畳と畳は細い柱でつなぎます。
こちらはアースオーブンの火起こし。火を定着させるには風を送ることがキーポイント。うちわでひたすらパタパタあおぎます。
いい感じで火が安定してきました。
かまどの火起こしもしています。もう火起こしはお手のもの。
お父さんやお兄さん男の子達が作業しているのを横目に、女子たちはちゃっかりおやつ。
お母さん達からお料理を教えてもらいます。
お待ちかねのお昼だよー。
お漬物盛り合わせ。
たくさん動いたあとだから、おなかぺこぺこ。美味しいね。おかわり続出。
小学校1年生の、仲良し4人組
石灰を溶いたものを塗ることにしました。
“木摺り”という塗壁の下地材を打ち込んでます。土壁を塗る時に土が落ちにくくなるようにするためです。
岩越さんがまずお手本をやってみる。こうやって押し付けるんだよ。
ほーっ、早くやってみたいよー。
どうだー。おっ、いい手つきだぞ。
もう順番待ってらんないぜ。僕も、私も!
こっちの壁にも、あっちの壁にも、、、
泥って、気持ちいいんだよね。手で塗るのが一番だね。
ふるって、こねて、、、
いい感じ、、、
コテ板も使わせてもらえるまでになったよ。
おー、ずいぶん慣れて上手になってきたね。いっぱしの左官職人。子供たちの習熟度の早さには驚きます。
お父さんたちも塗り塗り。子供たちのカッコイイうしろ姿見てると、塗りたくなるんだよね。
ひとの形ができた。
レーズンやナッツで目や口を作ります。
色んなのができたぞ。
アースオーブンで焼きました。
アースオーブンでふかしたじゃがいもとクッキーをふーふーいただきます。寒いからあったかいものが美味しいね。
土壁できました!きれいに塗れたね~。どんな臭い?くんくん。
これが全景。左の3枚は宿題。できる人が集まって仕上げましょう。
ほっと一息。この前作ったテーブルをだして、大人たちもおやつの時間です。壁ができてずいぶん居場所っぽくなりました。
急ぎの子ども達が帰っあと、残った人たちで一緒に片付けして記念撮影。
次回は1月26日(土) 太陽光パネルづくりです。50Wの太陽光パネルを一人1枚作ってお持ち帰りいただけます。これを機会に、太陽光パネルを暮らしにとりいれてみませんか?詳細はおってちらしやブログにアップします。お楽しみに♪
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